四国ツーリング 2002
Part 1

2002.9.19 遅めの夏休み

本当は夏休みの休暇を8月にとろうと思っていた。しかし、仕事の都合で9月に。日程は遅くなってしまったが夏休みにやることはかなり前から決めていた。どこか遠くへソロツーリングを敢行したい。

いままでツーリングといえば大勢で行くマスツーリングばかり。マスツーリングも楽しいけど大勢で行くにはみんなの都合を調整せねばならず、何日もかけて遠距離に行くのは難しい。かねてから一人気ままに遠くへ行ってみたかった。どこへ行くかは検討の結果、四国にした。いろいろ迷ったが、決定の決め手になったのはインターネットで四国ツーリングのレポートを読んでるうちに行きたくなったからだ。北海道という選択もあったが、今年の北海道は天候が悪いようだったので早々に選択から外れた。

9月の中旬は夏から秋へ移り変わる時期で、晴れ→曇り→雨と天候の変化を周期的に繰り返す時期だ。運悪く夏休みとしてとった休暇期間のはじめは雨ばかりの天候で、出発することが出来ない。ようやくのこと9月19日に天候が回復し、出発できることとなった。

東京から四国までの行きは高速道路を乗りついで四国まで向かうことにしていた。約600kmの距離だが、時速100kmで走行すれば6時間の計算になる。もちろんその他休憩などがあるから6時間ではいけないが、朝9時に出発すれば夕方には四国につくはず。その日のうちに四国に上陸し、徳島で一泊するのが今日の目標だ。

高速道路は東名ルートか中央ルートかで迷ったが、計算してもどちらもほぼ等距離。だったらI.C.が近い中央から行こうということにした。中央から名神へ乗り継ぎ、神戸淡路鳴門道で四国まで渡る計画だ。

朝9:00出発して、八王子I.C.には9:30前には到着、中央道は120km/h程度の巡航速度で進む。途中、山間の部分では結構寒い。前日まで雨という天候により風が冷たいので革のメッシュジャケットでは体温が奪われすぎてしまう。真夏は1,300ccのエンジンの放つ熱でどうしようもなく熱かったが、このときはエンジンの熱が温い。

途中約50~60kmごとにあるSAごとに短い休憩をとりながら進む。先は長いのだ。

名古屋近辺でようやく中央から名神高速へ乗換え。

養老SAで昼食をとる。住所は岐阜県だが名古屋近くなので味噌カツを食べる。

味噌カツ
味噌カツ定食 ¥980

味噌カツで満腹になり二輪車置き場まで行くと、そこにいたCBR929RRの兄ちゃんから話し掛けられる。「隼、最近多いね」「最初、隼も考えたけど、もう重たいのはいいから軽さに引かれてコレ(CBR929RR)にした―」と会話しているうちに次々とCBR929RRの自慢話をされてしまった。そろそろ出発したかったので簡単な挨拶の後、お別れして出発。

マスツーリングでは仲間とだけしか会話することがないけど、ソロツーリングでは結構見知らぬ人から話し掛けられる。これもまたソロツーリングの楽しさのひとつだ。

順調に進む中、道路がガラガラにすいているところでは、ついついスピードを出しすぎてしまう。先は長いのだから無理にスピードを出せば風で体温が逃げていき体力が奪われてしまう。だが、ずーっと高速道路を一定速度で長時間走り続けるのは苦痛だ。ストレスがたまる。そのストレスに負けて、時々スピードを上げてしまう。

こんなことを繰り返しているうちにとうとうスピード違反でつかまってしまった。かなり気分は凹みながらも、気を取り直して一路四国を目指す。

大阪近くで中国自動車道へ乗り換え。

pm4:00ごろSAで休憩を取りながら、そろそろ今日の寝床を探さなければと考える。このときのためにあらかじめユースホステルの会員になっておいた。ユースホステルは全国いろいろなところにあるし、何しろ安い。3千円くらいで泊まれてしまう。

会員になったときに送ってもらっていたユースホステルガイドを片手に今日の宿泊先を決める。ユースホステルガイドにある電話番号に電話すると、今日の宿泊はOKとのこと。平日だし心配はしてなかったが、宿泊先が決まってひと安心。

実はユースホステルの会員になってはいたのだが、会員証を持ってきていなかった。自宅で荷造りをしている際にどうしても発見できなかった。会員証がなければ1,000円増しの料金になる。まー仕方ない。ユースホステルに泊まったことがないので、試しにどんなところなのか泊まってみたいという気持ちもあったから、ユースホステルに泊まることにした。

中国道から山陽道、そして神戸淡路鳴門道へ。

明石海峡大橋はでかい。まぁ良くこんな橋をかけたものだ。四国への陸路はこの他に2つある。こんなのと同じようなのが他に2つもあるなんて四国って贅沢。交通量もあまりないのでもったいない気がしてくる。

明石海峡大橋
展望台より明石海峡大橋を望む

しかし、この時点で日が沈みかけている。なんとか日が沈む前に徳島へ行っておきたい。暗闇の中を移動しても、ただ移動しただけになってしまう。景色や雰囲気をひとり味わうためのソロツーリングが、ただ孤独なだけのツーリングになってしまってはもったいない。

急ぎ神戸淡路鳴門道を行く。が、スピードは出さない。またスピード違反でつかまってしまっては困る。途中やはり覆面パトカーにつかまっている四輪車がみえる。よかった、自制しておいて。

ようやく9時間弱の高速道路での移動の終着、鳴門I.C.で降りる。国道11号から55号を南下し徳島市街地へ。

市街地を通り過ぎ、地図で確認していた交差点で左折してユースホステルへ向かうはずが、その交差点がない。国道55号を行ったり来たりしながらようやく、そこであろうと思われる交差点を曲がる。後から気が付いたがツーリングマップルの交差点名が実際と違う。

さらにそこから複雑な道をたどることになる。ユースホステルに電話して道順を聞くが、間違えて別の道へ行ってしまう。だって道幅が1.5mくらいしかない歩道みたいな道を行かないと辿り着けないなんて思わないよ。

ようやく7時過ぎにユースホステルに到着。手続きをし、本当は会員なのに会員価格より1,000円多い料金を前払いして部屋に入る。

部屋は4人部屋で2段ベッドが2つ、その奥に3畳くらいの座敷があり小さなテーブルがある。壁紙が所々はがれて結構きたなくみえる。部屋には誰もいないが荷物があるので同室の人がいるようだ。

バイクを自転車置き場に置きに行き、荷物を部屋に持ち帰ると同室の人がいた。挨拶をしてユースホステルについて聞いた。どうやらこのユースホステルに宿泊してるのは2人だけのようだ。だったら部屋がたくさん空いてるから別々の部屋にしてくれればいいのにと思うが、そこがユースホステル。出来るだけ宿泊者は同室にさせられてしまうらしい。あと、寝るときはシーツに挟まって寝る、とかいろいろと教えてもらった。

夕食を食べていなかったが、もう汗だくで疲れた。貸切状態のユースホステルの風呂に入り、自動販売機でビールを買ってくつろぐ。

同室の人といろいろ話しながら、明日の予定を考える。明日はとりあえず室戸岬を目指そう。

同室の人は会社を退職してから、瀬戸内海の各駅停車の列車の旅をしているそうで、もうすでに中国地方は結構まわったらしい。なぜ会社を退職したのかなどの深い話はしなかったが、いろいろな情報を教えてもらった。

予想通りアルコールを飲むとすぐに眠気が来たので寝ることにした。そのためにビールを飲む前に寝床の準備はしてある。

天気予報によるとしばらくは晴天のはず。さあ明日からは本格的に四国を巡るぞ。

四国マップ1日目
1日目の走行ルート

Part 2へつづく